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ホーム大会・イベントスポーツeFootball 日本代表、まさちゅう選手、イヴァン選手に訊く、「日本代表として戦うこと」。

eFootball 日本代表、まさちゅう選手、イヴァン選手に訊く、「日本代表として戦うこと」。

9月15日「TGS2022」会場にて日本eスポーツ連合が「JeSU2022 eスポーツ日本代表選手お披露目会」を開催。そのイベントに登壇した9名の日本代表選手のなかから、eFootballの日本代表選手である、まさちゅう選手とイヴァン選手にイベント終了後の独自インタビューを実施しました。

まさちゅう選手は昨年10月にJAPAN ROUND、今年7月にSAUDI ARABIA ROUNDと、ホーム&アウェイ方式で開催された「日本・サウジアラビアeスポーツマッチ」のeFootball代表選手のひとり。JeSU公認のプロライセンス保有者でもあります。今回のお披露目会には同協議会の凱旋報告として参加しました。
イヴァン選手は今年12月にインドネシア・バリ島で開催予定の「IESF第14回 eスポーツ ワールドチャンピオンシップ」に、同じくeFootballの日本代表として参戦が決まっています。

 

━━日本代表の凱旋報告とお披露目会、お疲れ様でした。

まさちゅう選手・イヴァン選手:お疲れ様でした!

━━まさちゅう選手は「日本・サウジアラビアeスポーツマッチ」もお疲れ様でした。

まさちゅう選手:お疲れ様でした。

━━SAUDI ARABIA ROUND、とてもいい試合でしたね。

まさちゅう選手:はい。僕は第1試合だったんですけど、自分から行くって決めてました。JAPAN ROUNDのときに勝てて、その勢いがやっぱり大事だと思っていたので。サウジアラビアとは大接戦でしたけど、初戦を勝てたのが優勝につながったんじゃないかなと思います。

━━イヴァン選手はSAUDI ARABIA ROUNDはご覧になりました?

イヴァン選手:はい、LIVEで観てました。面白かったです。

━━相手のサウジアラビアチームを観て、どんなふうに思いました?

イヴァン選手:外国のチームっぽくないな、と思いました。『ちゃんとやってくるな』と。

 

「日本・サウジアラビアeスポーツマッチ」では、両ROUNDともいずれの競技でも日本チームの勝利だったのですが、特にSAUDI ROUNDのeFootball2022戦はイヴァン選手も「面白かった」という通り、かなり見応えのある内容でした。
競技内容は、各国の代表3人が1対1で戦うMATCH1~3と、2人チームで戦うMATCH4~5からなる5MATCH制。まさちゅう選手はSOUDI ROUNDではMATCH1,4,5の3戦に出場、まさに中心選手として活躍しました。一方のSAUDI ARABIAチームはGOAT_iniesta選手を中心に本当に「ちゃんとやってくる」試合運びで、ゲームは予想以上に白熱する展開となりました。

 

━━まさちゅう選手は実際にサウジアラビアと戦ってみて、どんなチームだと感じました?

まさちゅう選手:アジアのサッカーを観ているとわかるのですが、戦術理解度が高いんですよ。
サウジアラビアも現地行ったらやっぱりサッカーゲームはいちばん人気があるということで、もうどこのゲーム施設行ってもサッカーゲーム、サッカーゲームというほどでした。
『ちゃんとやってくるな』、というのは戦術理解度ですよね。みんなウイニングイレブンからずっとやっているということですので。

━━そのあたりは欧州の選手とはちょっと違うというということですかね

まさちゅう選手:そうですね、文化の違いというのもあるのかもしれません。欧州の選手はどちらかというと自分のプレースタイルを重視していて、南米の選手は結構押せ押せな感じというか独特のリズム感がありますね。アジアの人たちは戦術に重きを置いている。そういった意味でもサウジアラビアも、アジアのチームという感じがすごくしましたね。

━━リアルサッカーA代表の日本・サウジ戦を観ているかのような印象を受けました。

まさちゅう選手:やっぱり国民性はすごく出ますね。僕たちはやっぱり日本のサッカーをずっと観て育ってますし、サウジアラビアの人はサウジアラビアのサッカーを観て育っている。そういう国民性は自然にゲームプレイにも反映されるというのはあると感じます。

 

SAUDI ARABIA ROUNDの結果は日本が3勝2敗で勝ち越し、勝点も4対3で勝利しました。が、実は5戦ともすべてサウジアラビアチームが1点先行し日本がそれを追いかけるという展開。うち4戦は延長に、さらに1戦はPK戦にまでもつれ込むという、観客もまったく気の抜けない好ゲーム連発でした。
未見の方は是非こちら(https://www.youtube.com/watch?v=zKRpMuxkYhc&t=7754s)で。おススメです。

そして、もう一方のイヴァン選手が出場する「eスポーツ ワールドチャンピオンシップ」は
国際eスポーツ連盟(IESF)が主催する世界大会。
IESFは129の国と地域をはじめとするeスポーツ団体が参加しています。
2019 年に韓国・ソウルで開催された「第11回 ワールドチャンピオンシップ」では、46の参加国のなかで日本が国別総合優勝を遂げています。
その後コロナ禍による渡航制限の影響で、日本からの代表選手派遣は今年の第14回が実に3年ぶり。そしてなんと今回は120を越える国と地域からの代表が参戦予定!

 

━━イヴァン選手は「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2021MIE」で優勝し、今回のワールドチャンピオンシップの日本代表に選ばれたということですが、eFootballというかウイイレはいつ頃からやっているのですか。

イヴァン選手:小学校3年生くらいから、ずっとやってきてます。結構長いですね。

━━その頃は日本代表として国際大会に出ることになるとは…

イヴァン選手:もちろん想像もつかなかったです。そのあとEスポーツの競技として広がり始めたのですが、最初の茨城国体のときに一度出てみたいなと思って。そのときはベスト8でした。ずっと県代表には今4連続でなっているのですが、昨年の2回目の国体でやっと全国優勝できました。

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」は2019年の茨城大会から国体と合わせて開催が始まりました。
イヴァン選手が優勝した2021年の三重大会はまさちゅう選手も決勝トーナメントに出場しましたが、この2人の直接対決はなりませんでした。
静岡代表との一戦となった決勝戦では、イヴァン選手が1点リードの前半25分にレッドカード、一人少ない状況で同点に追いつかれるも攻撃意識を下げることなく果敢に挑み続け、ついには決勝ゴールを叩き込んでしまうという感動の一戦でした。
未見の方はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=yKjsBs6FJ_U)からどうぞ。

 

━━その全国優勝の結果、「IESF eスポーツ ワールドチャンピオンシップ」への出場が決定したわけですが、お披露目会ではオフラインの国際大会が初めてだとおっしゃってましたが。

イヴァン選手:はい。オフラインの大会は初めてです。オンラインでは韓国の人だったり海外の人たちと対戦することはありますが。

━━バリ島まで遠征しての世界大会ということですが、いまはどんな気持ちですか。

イヴァン選手:楽しみのほうが多いですね。もちろん不安もありますけど。

━━まさちゅう選手ははじめての国際大会のときはどうでしたか?やはり緊張はするものなんですよね。

まさちゅう選手:そうですね。最初は雰囲気に飲まれたのですが、いまは4回目なのでもうアウェイ感も含めてすごく好きになりました。アウェイの空気感を覆すような展開をするのが自分はいちばん好きなので。

━━モチベーションに変えてしまうということですね。イヴァン選手はどんな心構えで臨みますか?

イヴァン選手:いつも挑戦者という気持ちで行くのが自分としては楽なので、そうですね、『挑戦者として』臨んでいきます。プレッシャーを感じることも大事だと思いますが、まああまり感じ過ぎないように、日本代表としてそれに見合ったプレイをしていきたいです。

━━どんな戦術で行こうとか、もう考えています?

イヴァン選手:いまはあまり詳しくは言えないですが(笑)、まあ、自分のサッカーをやっていこうと。それが通用するかしないかは、やってみての結果なので。

まさちゅう選手:ほかの世界大会とかで日本人が優勝したりしているのを観ていると、やっぱりみんな楽しんでいるんですね。そういう気持ちは大事なんじゃないですかね。

イヴァン選手:そうですね。楽しんできます。

まさちゅう選手:一人で行くというのがちょっとプレッシャーかもしれませんけど。

━━あ、そうなんですか?

イヴァン選手:そうなんですよ。都道府県対抗選手権は2人チーム制だったので、優勝したとき二人に声がかかったのですが、自分が代表して行くことになりました。

━━行程とかも一人だけでこなすのは、いろいろプレッシャーですね

イヴァン選手:できれば競技以外のことには気を遣いたくないですからね(笑)。まあでも仕方ないので楽しみます。

━━旅程は決まっているんですか。何日間滞在予定ですか?

イヴァン選手:はい、もう決まっています。二週間くらいですね。

一同:おお!

まさちゅう選手:遊べますよね(笑)。『一人ラクだな~』って羽伸ばせばいいですよ。かしこまって練習、練習ってやるよりも。

イヴァン選手:そんなに気を張っててもキツイでしょうからね。

━━持ち味の自然体で行ってきてください。

イヴァン選手:IESFはまだ日本、eFootballの優勝はないですよね。うでぃさんが…

まさちゅう選手:うん、準優勝。

━━おお、そうですね。2019年が準優勝です。では初優勝、ぜひ持って帰って来てください。
お二人ともこれからの活躍も期待してます。本日はありがとうございました。

まさちゅう選手・イヴァン選手:ありがとうございました。

 

両選手の冷静さが際立つインタビューでした。
「E SPORTS LIVE & NEWS」はeFootball日本代表をとにかく応援していきます!
また、これからeスポーツを観戦してみたい、という人も応援します!

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